巨人大田泰示内野手(20)が27日、インフルエンザで離脱した。宮崎での1軍メンバー合同自主トレの初日。午前9時25分に始まったランニングでは、沢村と2人で先頭を走った。練習中に発熱と体調不良を訴えたものの、予定されたメニューを消化。球団広報によると、練習後に宮崎市内の病院で検査を受け、インフルエンザと診断された。体温、何型かなどの詳細は不明。当面は1軍宿舎で静養に努めるという。感染拡大を防ぐため5日程度は安静にすることが予想される。2月1日のキャンプインの別メニュー調整は避けられない。
インフルエンザだけに不運な離脱と言えるが、不可抗力では片付けられない。ドラフト1位で入団し、松井秀喜の背番号55を継承した大田には、主力に育つ責任がある。飛躍を待たれるプロ3年目。今キャンプは大きな意味があったはず。小笠原をベテラン組の「S班」に入れた結果、空いた1軍内野手の1枠を、首脳陣は大田に与えた。さらに、実績ある亀井が外野から三塁手に転向。し烈なポジション競争で切磋琢磨(せっさたくま)させるのが首脳陣の狙いだった。
それが、戦う前にスタート地点に立てないことが濃厚となった。首脳陣の大きな期待を裏切った形だ。豊かな才能と可能性は周囲も認めるところ。ただ、他球団を含めた2軍関係者が、この2年間を伸び悩んいると惜しむ声を聞く。信頼を回復し、主力へと進む道には、相応の結果が求められる。【金子航】
[2011年1月28日8時8分
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