今春センバツ出場の横浜が、桐光学園を破り、2年連続29度目の春季関東大会(5月16日開幕、千葉)出場を決めた。
ドラフト候補に挙がる最速154キロ右腕のエース、織田翔希投手(3年)が先発。前半は制球に苦しみ2回に2失点するも、徐々にペースを上げ、140キロ後半の力強い直球を軸に、2回にはこの日最速152キロを記録。テンポのいい投球で、打線に流れを引き寄せた。
エースの投球に打線もこたえた。1点ビハインドで迎えた4回には、1死満塁から小林大雅内野手(2年)の右越え2点適時打で逆転に成功。この回、打線がつながり一挙5点を挙げ点差を広げた。
織田はエースの責任を果たすべく、この春、自分の武器を磨いた。4回戦の桐蔭学園戦では、5安打10奪三振で、昨夏の甲子園3回戦、津田学園以来となる完封勝利でペースをつかんできた。センバツの神村学園戦で許した先制打はフォーク。この春の大会は「まっすぐで押すところは押して、変化で逃げない」と課題に掲げ、力強い直球を投げこんだ。
3回戦の鎌倉学園戦では逆転勝利。4回戦では織田の好投。粘り強く、あきらめずに戦う力を身につけ迎えた準決勝だった。
昨春は「夏の神奈川で優勝してこそ本物」と目標を掲げ夏に向かった。昨秋から、負けを経験してきた選手たちは「一戦全力」で、成功体験を重ねてきた。1戦ごとに経験する勝利は、夏、ひとまわり大きくなるための糧にする。

