巨人大田泰示外野手(21)が見つめる先には、いつも長野久義外野手(27)がいた。宮崎キャンプ第3クール3日目の13日、5組に分かれて行うフリー打撃で、大田は今キャンプ2度目の長野と同組となった。長野といえば、球界で1、2を争う右の好打者。大田も今年から外野手登録となっただけに「全てがすごい。首位打者ですし。できるだけ多くの時間を過ごしたいですよ」と、背番号7にロックオンした。
室内練習場に、大田の熱い視線が飛び交った。長野がティー打撃を行えば凝視。フリー打撃では、並んで打つ姿に時折ちらり。犠打練習も、引き揚げるときもそばにいた。「学ぶところがいっぱいある」と必死だ。12日の紅白戦では先制打を含む2安打も、右翼長野との間の連係がうまくいかず、右中間の飛球を安打にしてしまっただけに「連係も深めたい」と、守備も「ガン見」している。長野は「学ぶところなんて全然ないですよ」と謙遜しつつ「一緒に頑張れればと思います」と共闘を誓った。
原監督も、長野から見て学ぼうとする姿勢に「生きた教材、教本というかね、そういう存在がいることが非常に大きいですよね」と納得の表情。「今は長野が1歩も2歩も先を行っている存在だと思います。ただ、まったく見えない存在ではない。かかととお尻ぐらいは見えてるんだからね」と、ジェスチャーを交え成長を願った。「見ていると勉強になります」と大田。グッと目を見開き、長野の背中を追う。【浜本卓也】



