同級王者の井上尚弥(23=大橋)は、挑戦者で元WBA王者の河野公平(ワタナベ)に6回TKO勝ちし、4度目の防衛を果たした。

 チャンピオンベルトを巻いた井上は「河野さんはタフだとわかっていた。最後のパンチは作戦通り」と話した。

 抜群の防御力を披露した。序盤、河野の右フックの連打にもガードを固めてブロックした。左右のボディーを確実にヒットさせて相手のスタミナを奪うと6回にゴングとともにラッシュをかけた。

 左右のフックで1度目のダウンを奪い、いったん立ち上がった河野を最後はカウンターから強烈な左フックで2度目のダウンで沈めTKO勝ちした。