ボクシングでプロデビューから11戦連続KO勝利中の東洋太平洋フライ級王者比嘉大吾(21=白井具志堅)が3日、ディオネル・ディコス(フィリピン)を迎えて「世界前哨戦」となるノンタイトル10回戦(4日、後楽園ホール)の前日計量をパスした。

 具志堅会長と同じ21歳での世界王座を掲げ、22歳になる8月9日前日までが期限だが、「平成7年8月9日生まれで、7・8・9と続くんです。すごくないすか?」と周囲をなごます余裕をみせた。同興行のメインで3度目の防衛戦に臨む日本スーパーバンタム級王者石本康隆(帝拳)は、15年に王座決定戦で下した久我勇作(ワタナベ)と再戦も、久我有利の評判に「白黒はっきりつけたい」と語気を強めた。