フットサル会場で行われた異例のプロレス興行が大盛況となった。アパレルなどを手掛けるコラソンジャパンが主催した「コラソンプロレス」が9日、東京・味の素スタジアムに隣接するミズノフットサルプラザで開催された。興行には新日本の永田裕志、全日本の3冠ヘビー級王者高山善広ら16人のレスラーが集結。会場は満員の654人の観衆で埋め尽くされた。

 味の素スタジアムで行われたJ1東京-京都戦の3時間後に行われたこともあり、東京サポーターも多く、太鼓でレスラーコールを行うなどサッカー風の応援で盛り上がった。セミファイナルで柴田正人をランニングニーリフトからの体固めで破った高山は「いい雰囲気だったね。お客さんのノリがサッカーのノリ。これをきっかけにプロレスに興味のないサッカーファンがプロレスファンになってくれれば」。メーンで田村和弘を逆エビ固めで撃破した永田裕志も「気持ち良かったね。プロレス会場でも太鼓で永田コールをやってくれないかな」と振り返った。