<プロボクシング:日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇5日◇東京・後楽園ホール

 王者八重樫東(あきら、26=大橋)が、同級1位金田淳一朗(27=白井・具志堅)を3-0の判定で破り、初防衛に成功した。連打を繰り出しながら前へ出る相手に、足を使って自分の距離で対応した。「自分のボクシングはできていたと思う。でも、そこから抜け出さないと先がない」。その言葉通り、最終10回には相手の得意な打ち合いにも応じた。時にスタンディングオベーションも起きる大熱戦。それでも、「今日は(パンチを)まとめ切れるところでできなかった」と、反省も忘れなかった。