プロレス界史上初のユーストリーム団体が旗揚げする。アイスリボンは29日、新団体「19時女子プロレス」の旗揚げを会見で発表した。この団体は最盛期の全日本女子並の試合数と、地方にも女子プロレスを届けることを目的として設立。毎週火、木、金曜日に午後7時から埼玉県蕨市のアイスリボン道場で試合を行い、観客にはユーストリームを使って無料で映像配信を行う。年間150試合を予定しており、試合の時はチャットやツイッターで観客の意見、感想を読むことができるため、選手の大きなスキルアップも期待できる。無観客試合、無料配信と、しばらくは収益の見通しは立たないため、出場選手、スタッフはアイスリボンの有志メンバー、ボランティアによる運営となるが、デビュー1カ月でアイスリボンから移籍し、団体代表となった帯広さやか(23)は「自分は北海道出身で、昨年NEO札幌大会を見てレスラーになりたいと思った。全国、世界にアイスリボンを届けたい」と意気込みを語った。この日午後7時からプレ旗揚げ戦を開催。帯広がデビュー戦の相手しもうま和美(32=アイスリボン)とシングルで対戦した。発表から数時間の急な大会となったが、約500人が閲覧。100人で満員になるアイスリボン道場マッチより多くの人に見てもらうことに成功した。さくらえみ(33=アイスリボン)は「最初にしてはできすぎ。無理をせずにできる範囲で続けていきたい」と話した。