<シュートボクシング:東京大会>◇6日◇後楽園ホール

 SB東洋太平洋ウエルター級王者の宍戸大樹(33=シーザージム)がヴァージル・カラコダ(30=南アフリカ)に快勝した。昨年9月にKO負けを喫した宍戸は今年2月に5カ月ぶりに復帰したが、メーンを後輩の梅野孝明(27=シーザージム)に譲ってきた。今年初のメーンで快勝した宍戸は「最高の結果で(応援してくれた)みんなの笑顔を間近で見られてうれしい。頑張ってよかった」と喜び「ベテランという歳ですけど、新たに強くなれる道はまだまだ開ける。若手に任せず意地を張っていきたい」と今後も最前線で戦うことを宣言。「S-cupまでは負けずに走り続けてアンディ・サワー(27=オランダ)と一騎打ちをしたい」と11月に予定されている2年に1度のビッグマッチでサワーへのリベンジマッチを希望した。

 また、5月大会から開催している日本スーパーバンダム級王座挑戦者決定トーナメントはK-1甲子園2009中部地区王者の日下部竜也(17=大石道場)が準決勝で尹戸雅教(24=立志會館)を、決勝戦で伏見和之(19=シーザー力道場)を、それぞれKOで下し優勝。9月大会で王者ファントム進也(25=龍生塾)に挑戦する。