新日本のIWGPヘビー級王者・真壁刀義が9日、自伝本「Thank

 Youな!」の発売記念サイン会を都内で行った。激しい雨の中、列をつくった約150人のファン1人1人と、握手や写真撮影に応じていた。途中からはなぜか、「抱き締めて下さい」という女性ファンが殺到。最初は戸惑いながらも、笑顔で応じていた。

 本は真壁の幼なじみが執筆したもの。ほかの競技で成功した実績なしに、トップレスラーにのし上がった真壁の半生が描かれている。「あの文章にはリアルなおれの生き方が書いてある。面白くねえわけがねえだろう」。11日の両国大会では、G1クライマックスを制した小島聡との4度目の防衛戦が控える。「小島にはたぶん、文章を読む能力がねえ。何かを感じることさえできねえよ。おれがリング上で教えてやる」と、相手への挑発も忘れなかった。