<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇東京・両国国技館

 王者西岡利晃(34=帝拳)が最強挑戦者といわれた同級1位レンドール・ムンロー(30=英国)とのサウスポー対決に完勝した。初防衛戦からの5連続KO防衛記録こそならなかったが、開始から右ジャブを中心に試合を支配。「(ムンローは)頭を押しつけてくるのでボディー攻撃はないなと思っていたけど、意外に近かったので」と試合途中で気がつくと、ボディーにも強打を見舞って何度かぐらつかせた。

 判定にこそなったが、スピード、技術で差を見せつけた西岡は「ファイタータイプに対して今までで最高の試合をしたと思います」と内容には納得。「まだまだ強くなっています。ワクワクする試合をしたいですね」と、さらなる進化を誓っていた。

 西岡の戦績は37勝(23KO)4敗3分け。