<ゆずポン祭5>◇3日◇東京・新木場1st

 RING

 グラレスラー愛川ゆず季(28=スターダム)がデビュー1周年記念試合を行った。朱里(22=スマッシュ)と初めてタッグを結成し、高橋奈苗(32=スターダム)松本浩代(25=フリー)組と対戦。蹴りを得意とするアイドルタッグは「ゆず朱里キック100連発」を予告していたが、奈苗に照準を絞って2人で蹴りの嵐を浴びせた。「成長を見てもらうのではなく勝ちに行く」と語っていた意気込みを感じさせる攻めを見せたが、最後は奈苗のワンセコンドEXでマットに頭から突き刺さり撃沈。記念試合を白星で飾ることはできなかった。試合後、奈苗から「女子プロレス界に愛川ゆず季が来てくれたのはプラスにしかなっていないし、1年前は正直本気じゃなかったけど、今日は本気を出した。まだまだ上にいける。頑張っていこう!」と声をかけられた愛川は「プロレスを始めて犠牲にしてきたこと、つらかったこと、やめたかったこと、たくさんあったけど、たくさんの方に来ていただいて、声援を送ってもらって、やってよかったなって心から思います。本当にありがとうございます。私に関わってくださったすべての方に感謝しています」と何度も感謝の気持ちを伝え「今はドラマの撮影があって、プロレスは練習不足で不安でした。でも、両立してこそゆずポン」と、今後もグラレスラーを世の中に広めていくことを誓った。