プロボクシングで初めて国内5階級制覇の湯場忠志(38=都城レオ)が、10日に東京・後楽園ホールで引退式を行った。

 東洋太平洋と日本のミドル級王者柴田明雄(ワタナベ)を相手に2回のスパーリングを披露。「これからも育成などボクシングの人生は終わらない」とあいさつすると涙が落ちた。

 リング上で10カウントのゴングが鳴らされて、現役としては幕を下ろした。96年プロデビューから58戦し、00年のライト級を皮切りに5本のベルトを獲得した。

 世界の可能性もあったが、03年に望みが消えると「最初に辞めようと思った。負けず嫌いで見返そうとここまで続けられた」と振り返った。今後は地元宮崎にジムを開く予定。