次戦でデンカオセーン・カオウィチット(33=タイ)と対戦する契約を結んでいた前WBA世界フライ級王者坂田健史(29=協栄)が15日、金平桂一郎会長(44)と都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れた。11月のWBA総会では、スーパーフライ級で世界ランクに入っているという理由で対戦が承認されず、その経緯説明などを含め、総会に出席したJBC安河内事務局長と話し合った。

 WBAは、坂田がフライ級で1試合した上で、デンカオセーン-大毅の勝者と90日以内に指名試合を行うと決めたが、金平会長は「世界戦が保証されているのかと言ったら『ノー』でびっくり」。坂田は「納得できる答えはもらえなかったと思う」とうつむいた。