3年ぶりに関取に返り咲いた西十両14枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)が、復帰後初白星を飾った。167センチの小兵は、193センチの栃大海を押し出しで破り「最高です」と笑顔を見せた。

脊髄(せきずい)損傷の大けがで、23年夏場所に途中休場。土俵に立つどころか日常生活にも苦しみ、6場所連続で全休した。序ノ口に転落した24年名古屋場所に復帰。徐々に番付を戻し、今年3月の春場所は幕下で5勝2敗。23年夏場所以来の十両への復帰を決めた。

土俵入りから大歓声が上がった。「正直、あまり覚えていない」と口にしつつ「皆さんのパワーを背中でいたいだいて、自分の力にしようと土俵に上がった」。3年ぶりの十両の舞台に「怖さはあった」と吐露したが、しっかり白星を挙げた。「つくづく今日までやってきてよかった」と笑った。

幕内から序ノ口に転落し、関取に返り咲いたのは史上初。黒まわしは捨てて、夏場所に臨んでいる。関取には「まだ慣れない。忘れているところもある」としたが、3年ぶりに15日間相撲を取る。「相撲を取れることに感謝したい。しっかり準備して土俵に上がれたら」と切り替えた。【飯岡大暉】

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