4度目の防衛に向けてWBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(33=帝拳)の視界は良好だ。都内の帝拳ジムで23日、同級11位バンゴヤン(フィリピン)との世界戦(4月30日、日本武道館)に向けて本格的なスパーリングを開始した。メキシコから来日したパートナーの1人と3回を消化。「4カ月ぶりのスパーリングでやる前はドキドキした」と苦笑した西岡だったが、積極的な相手のパンチを的確にかわしては、強烈な連打を何度も見舞った。王者の仕上がりの良さに、本田会長は「4カ月ぶりの割には進歩が分かる。30歳を過ぎてこれだけ進化するんだから考えられない」と絶賛。西岡も「かなり動けました。過去にあり得ないくらい。ものすごく強くなっている」と手応えを深めていた。