胆石の手術で入院していたIGF会長のアントニオ猪木(67)が17日、都内のホテルで会見し、16日に退院したことを報告した。病名は急性胆のう炎、胆管炎、胆のう結石症。今月6日に腹痛や背中の張りを訴えて救急車で緊急搬送され、翌7日に胆管に詰まった石を内視鏡手術で取り除いた。さらに13日には胆のうを摘出と、2度の手術を受けたという。一時は体に黄疸(おうだん)が出て、ショック死寸前の危険な状況から脱した。

 入院中の病院食で約5キロやせたといい、「学生の時に遅刻魔だったから、あの世行きの乗り物に乗り遅れてしまった。まだ何か(この世で)役割があるんだなと思った。死に直面したときを笑いながら迎えられるような人生を送りたい」と笑顔で話した。