俺たちが、日本格闘技界の再興へ起爆剤となる-。26日に行われる「UFC

 JAPAN」(さいたまスーパーアリーナ、日刊スポーツ後援)の公式会見が23日、都内で行われた。秋山成勲(36)、五味隆典(33)ら出場する日本人9選手が出席。世界最高峰の舞台で各自が生き残りをかけるとともに、日本大会の継続開催をアピールする「チーム日本」の戦いに臨む。世界5億世帯が見守る中、かつての総合格闘技王国の意地を見せる。

 決戦を間近に控え、“日本代表”の自覚がさらに芽生えた。ライト級王者エドガーら主要カードの出場選手とともに、壇上で公式会見に臨んだ秋山。12年ぶりに上陸した日本大会への意気込みを問われると、低迷期を迎えている国内格闘技界と昨年の東日本大震災に触れながら「日本の選手全員が、自分たちの戦っている姿を見せることに責任を持っている」と日本人9選手の思いを代弁した。

 今大会に自らの進退をかける秋山や元PRIDEミドル級王者の五味、山本“KID”といったスター選手も、UFCでは現在連敗中と苦戦。日沖や福田ら参戦間もない選手にとっても、今回の結果次第で次戦の保証はない。ひとつの大会で日本人が9選手も出場するのは開催地を考慮した特別措置で、日本大会の継続開催については未定だ。

 UFCのデイナ・ホワイト社長はこの日の会見で「前売りチケットは約2万枚売れた。主催者側として、今大会は既に成功したという認識でいる。だが、今後については、試合内容と大会の盛り上がりを見て決める」と各選手に奮闘を促す見解を示した。五味が「これで最後にするつもりはない」という思いを強くすれば、再起戦となる岡見も「今までやってきたことを出し切りたい」と誓った。

 今回がUFC2戦目で、岡見と練習を共にしている福田は「お互いにいい刺激を受けているし、日本チームとしても士気を高められている」という。初参戦の田村はDREAMライト級の北岡悟から技術面のアドバイスを受けるなど、まさに「総力戦」。9人のサムライが、己と格闘技再興をかけて、最高峰の舞台に立つ。【山下健二郎】