<UFCリターンズ(4)>
日本にはUFCの本場・米国にも存在しないであろう自称「金網(オクタゴン)女子アナ」がいる。WOWOW専属の大久保涼香アナウンサー(32)は11年10月から同局のUFC中継に起用された。「何も分からないままだった」という初登場から1年5カ月が経過。その経験に裏打ちされた女性なりの目線で、どうUFCを楽しんできたのか?
大久保アナ
女性の視点でいえば格好いい選手がいることです。まず見た目と外見で、胸板の厚い選手に目がいきます(笑い)。顔はGSP(ウエルター級王者ジョルジュ・サンピエール)が好きですね。
ひいきのファイターが決まればファイトをチェックしたくなるもの。昨年2月、UFC日本大会に合わせて来日したGSPと対面する機会があり「紳士的でした」と感激。仕事と無関係に「当時のGSPは故障中だったので、過去の試合DVDを見せてくださいとお願いした」。GSPの試合内容にも感動し、UFCの魅力に引き込まれた。
これまで、自らUFCノートを作成し、大会ごとに選手名、技名、試合結果を詳細に書きためてきた。解説者・高阪剛氏による中継中のコメントも書き残す。再び録画映像で試合展開もチェックし、格闘技雑誌も戦評を中心に読みあさる。また「高阪さんに基本的なことを何でも聞く」という質問魔にもなった。「流血を見るのは嫌ですが、格闘技への嫌悪感は1度もないです」。今や、常に進化し続けるテクニックの分析に魅力を感じている。
昨年の日本大会では心残りがあった。特番編成のため、オクタゴンサイドに大久保アナの席がなかった。UFC日本大会は年に1回の生観戦のチャンス。「今年こそオクタゴンサイドに座席がほしいです」。金網女子アナらしく、華やかなオクタゴンの間近で新しい魅力を発見しようとしている。【藤中栄二】
◆大久保涼香(おおくぼ・さやか)1980年(昭55)4月30日、埼玉・東松山市生まれ。亜大経済学部を卒業後、エステ系企業に入社。役員秘書として働いていたが、26歳だった06年に岩手めんこいテレビに転職し、アナウンサーに。11年4月からWOWOW専属アナウンサーとなり、テニス中継などを担当後、同年10月からUFCの生中継を担当。スポーツ歴は中学時代のバスケットボール。身長161センチ。体重は「ボクシングのミニマム級あたり」(大久保アナ)。血液型はO。
◆テレビ放送
WOWOWプライムで3月3日正午から生中継。

