元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(37=グリーンツダ)が27日、対戦を熱望していたロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリスト村田諒太(27=三迫)に“スルー”されたことを明かした。23日に都内であいさつし、対戦を要求したが「何も言わずに素通りされました」と苦笑い。石田は先月モナコでの世界戦に敗れ引退を示唆したものの「大阪と東京であと1試合ずつやりたい」と“引退試合”の開催を希望。プロ転向したばかりの村田を標的にしていた。この日は東大阪市の母校近大ボクシング部で、赤井英和総監督らとともに後輩の指導に汗を流した。