新日本の棚橋弘至(36)が、王者からの過酷要求を受け入れた。14日の両国大会(東京・両国国技館)でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(25)と激突。「敗れれば当面のタイトル戦線からの撤退」という要求に対し、「のみますよ!

 リスクはでかい方が面白い。土壇場で踏ん張ってきたのが棚橋弘至の歴史ですから」と王座奪還に自信をみせた。

 通算対戦成績は2勝2敗1引き分け。6度目の対戦は決着戦だ。4月の王座陥落から約6カ月。G1準優勝で存在感を示しても、メキシコCMLLでタイトルを獲得してもIWGPベルトへの欲求は埋められなかった。「エアギターの新曲も完成している。勝って初披露します」と恒例のパフォーマンスで、宴を盛り上げる準備も万全。「13年、このままでは終われない」。通算27度防衛した前王者が“定位置”返り咲きに燃えている。