WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(34=ワタナベ)が大手スポーツ用品メーカー、ナイキ社の特注シューズでV8戦のリングに立つ。大みそかに東京・大田区総合体育館で同級4位の金子大樹(25=横浜光)との8度目の防衛戦を控え、24日に練習を公開。日本人ボクサーとしては初めて同社の特注リングシューズを着用することが決まった。

 今年5月のV7戦直前にナイキ社とスポンサー契約を結び、今夏から新シューズをテストしてきた。同じく同社と契約する元6階級制覇王者パッキャオ(フィリピン)の着用モデルをベースに内山の意見も取り入れ、特注品が完成した。メッシュ素材の最軽量シューズで、内山は「履き心地が軽い」と歓迎。ゴム底も深く溝が入り、リングで滑らない仕様で「キュッキュッと止まるので良いです」と強打のベースとなる下半身の安定感を強調した。

 特注シューズのサポートを受けた内山に対し、所属ジムの渡辺均会長は「今年の年間MVPを取らせたい。甘くは考えていないが、今回は連打でKOしてくれるはず」と期待。師匠の指令を真横で耳にした内山は「何か賞をもらえたら。勝つだけです」と静かに燃えていた。【藤中栄二】