【マカオ19日=藤中栄二】ロンドン五輪ミドル級金メダルの東洋太平洋、日本同級1位・村田諒太(28=三迫)に今夏のシンガポール進出、16年リオデジャネイロ五輪前にブラジルで注目マッチに臨む計画が浮上した。村田は、元WBCラテン・スーパーウエルター級王者カルロス・ナシメント(40=ブラジル)とのプロ3戦目を22日に控え、練習を公開。視察に訪れた米プロモート大手トップランク社ボブ・アラムCEOが、今後の計画を明かした。

 同氏は「(村田は)夏の終わりにシンガポールで試合させる。(来春に)米国で(元6階級制覇王者)パッキャオの試合の前座で起用して雰囲気に慣れさせたい」と明言した。今月15日に村田がロンドン五輪決勝で激突したエキスバ・ファルカン(ブラジル)もトップランク社と契約し、プロデビューしたばかり。同氏は「16年リオ五輪直前、サンパウロでファルカン-村田で試合をさせたい」と2年後の構想まで明かした。

 同氏のプランを受け、村田は「すべてがキャリアと経験になる。楽しみたい」と意欲満々。公開練習では同時出場する鄒市明(中国)、メホンツェフ(ロシア)の金メダリスト3人で並び立ち、約300人のファンから歓声を浴びていた。