4月6日に東京・大田区総合体育館で行われるWBC世界ライトフライ級4位井上尚弥(20=大橋)の世界初挑戦が、メーンイベントに昇格することになった。大橋秀行会長が27日、横浜市内のジムで明かした。3度目の防衛戦でメーンで登場する予定だったWBC世界フライ級王者・八重樫東(31)が試合順の変更を要望。同会長は「『尚弥は日本の宝。自分は脇役ですから』という申し出を受けた。世界王者の意見を尊重した」と異例の入れ替えとなった経緯を説明し、「八重樫の試合で勢いをつけて尚弥で締めくくりたい」と、思いを口にした。

 勝てば日本最速となる6戦目での世界戦で、さらなる重責を担うことになった井上は「順番はそんなに気にしていないが、(メーンに)恥じないように、しっかり王者になって結果を出したい」と力を込めた。この日は日本ランカーを相手に、試合前最後となるスパーリングを3回消化。軽快な動きを披露すると、「減量も残り4キロで問題ない。順調な調整が出来ていると思います」と偉業達成に自信をみなぎらせた。【奥山将志】