ローマン・ゴンサレスとの壮絶な殴り合いの末、9回TKO負けでWBC世界フライ級王座から陥落した八重樫東(31=大橋)は6日、再起を誓った。大橋ジムには、激闘を称賛する「感動した」などの電話が殺到。大橋会長は「まさに死闘。八重樫の勇気やボクシングの素晴らしさを伝えられたのではないか」と愛弟子をたたえた。今後はフライ、スーパーフライ、ライトフライ級の3階級を視野に入れていく意向で、「みんながわくわくするカードならどの階級でもやる」。再起戦が世界戦となる可能性もある。

 また、将来的な井上とゴンサレス戦についても言及。「尚弥のボクシングなら勝てると思う。基本的なスピードの感覚が違う。ディフェンスも良いので、尚弥の空間で勝負できる」と話した。両目の腫れが引くのを待ち、練習を再開する予定だ。