西前頭11枚目のベテラン旭天鵬(40=友綱)が、視界不良の4連敗を喫した。

 東前頭13枚目の勢(28=伊勢ノ海)との一番は、十分な立ち合いの踏み込みから左上手を引き、有利な体勢になった。だが、ここで投げを打ち呼び戻した際に勢の頭が、顔の右半面を直撃。それを境に、力が抜けたようにズルズルと後退し、寄り切られた。

 支度部屋では赤く腫れた右目を、応急措置として氷でアイシング。右の鼻からは出血もみられた。「投げる必要もなかったし、前に出れば良かった。ドーンと(勢の頭が)来て、クラクラっときて、倒れそうになったもん。アレをしなかったら、こんなにならなかったのに」と声を落とした。

 上位ならいざしらず、10枚目以下の場所で旭天鵬は過去、初日からの連敗は2度の2連敗しかなかった。トンネルからの脱出口が見えず「きっかけは、つかみかけているんだけどな」と嘆いた。