幕下最下位格付け出しの大森(22=追手風)が、デビュー戦を白星で飾った。若雅(二子山)を引き落としで破った。

昨年の全日本相撲選手権で準優勝し、金沢学院大から入門。初土俵を前に「来るときは眠かった」と“大物”ぶりを見せたが、「相手と目が合って、目が覚めた」。距離を取る相手に苦戦したものの「焦らず、突っ込みすぎないように」と冷静に相撲を取り、最後は引き落とし。「勝ててよかった」とホッとした表情を見せた。

身長185センチ、120キロ。1日の新弟子検査では、驚異の背筋265キロをマークした。大学まで輝かしい成績を残してきたが「アマチュアとは違った。大相撲独特の会場、所作、観客の雰囲気で、おもしろいと思った」と振り返った。

石川県の穴水町出身。同郷で追手風部屋付きの北陣親方(元小結遠藤)から指導を受ける。この日は「勝つことが大事。そういう世界だぞ」と送り出された。

白星発進を決めて「相撲人生が今日始まった。勝ってスタートを切れてよかった」と喜び、「子どもたちに夢を見せられるような力士になりたい」と描いた。【飯岡大暉】

【動画】幕下最下位格付け出し大森がデビュー戦白星