横綱白鵬(30=宮城野)が、横綱日馬富士(30=伊勢ケ浜)を下し、14勝1敗で34度目の優勝を飾った。
優勝を争う関脇照ノ富士(23)が大関豪栄道を破って2敗を守ったため、負ければ優勝決定戦にもつれこむ結びの一番。白鵬は、日馬富士に先に左上手を取られ、頭をつけられた。苦しい半身の体勢から脱しようと、下手投げ、蹴返しで抵抗するが、なかなか状況は変わらない。だが、相手が出てくるタイミングで下手投げを放ち、日馬富士の体を起こすと、さらに相手の攻めをこらえながら左上手を奪い取る。得意の型となり、まわしを引きつけ寄り切った。
前日14日目の稀勢の里戦はわずか0・6秒の注文相撲だったが、この日は2分3秒9の熱闘を制した。息を荒らげ、支度部屋へ戻る際には、一度立ち止まるほど全力を出し尽くし、大鵬に並ぶ2度目の6連覇を達成。表彰式インタビューでは「初場所で(優勝回数の)新記録を達成して、それにふさわしい優勝だったと思います」と満足げに語った。初場所後の審判部批判発言で騒動になったこともあってか「いろいろ騒がせましたけど…」と、口にして言葉を詰まらせる場面もあった。

