大相撲の関脇照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が“貴ノ浪イズム”で大関昇進を目指す。春巡業が4日に神奈川・藤沢市で開催され、朝稽古では精力的に18番を取り16勝2敗。稽古中には音羽山親方(元大関貴ノ浪)から腕の巻き替え方について助言を受け、すぐに順応。「言ったらその通りにできるから、すごい」と言わしめた。
土俵際の残り腰や豪快にきめ出す姿は、貴ノ浪にそっくり。自身も「似てるな~」と、動画をチェックし参考にもしてきた。鳥取城北高時代から目をかけてきた音羽山親方は「要所での力の入れ方とか、感覚が分かってきたのかな。自分で考えて悩むのが大事。私も先代に『好きに、のびのびやれ』と言われて考えた。そこだけだと思いますよ」。照ノ富士も「教えてもらえるとうれしい。いつも言われてること」と、大関の教えは受け継がれている。
春場所は13勝2敗で準優勝し、5月の夏場所では優勝か14勝以上を挙げれば大関昇進の可能性も。トーナメントでは助言の効果もあって? 宣言通りに逸ノ城、栃ノ心らを下して優勝した。「普通、普通」。貫禄はすでに、大関級だ。【桑原亮】

