新大関照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が1敗を守った。

 東前頭筆頭栃ノ心(27=春日野)との立ち合いで右を差すも、上手が取れない。不利な体勢で相手の攻めに耐え、ようやく上手をつかんだが1枚だけ。引こうとしても「まわしが伸びちゃって、力が入りにくかった」。それでも、力を見せつけた。

 強引につり上げ、土俵際へ運ぶ。これは粘られたが、そこで上手を取り直した。「まわしを取ってないときは焦ってたけど、全部取って、大丈夫だと思った」。右四つ十分から、最後は右に振って寄り切り。1分23秒9の大相撲を制し「力入りましたね」と汗をぬぐった。

 三役では連敗知らず。7日目の大関対決第1ラウンドで豪栄道(29=境川)に敗れたが、新大関として重圧のある一番でも「大丈夫っす。稽古はしてるから」と涼しい顔だった。場所後にはモンゴルに一時帰国する予定で「(今場所は)長いっす。あと1週間でモンゴルに行くなあ」と、故郷を懐かしがった。