メインイベントのAAAWシングル王座戦で、タッグ「スパークラッシュ」を組んでいる王者の彩羽匠(33)と挑戦者Sareee(30)が対戦。彩羽が24分48秒、ランニングスリーでSareeeを仕留め、4度目の防衛に成功した。

強烈なエルボーやキックでSareeeにダメージを与えていた彩羽は終盤、Sareee必殺の裏投げを3連発で浴びるが、カウント2でキックアウト。すぐその後にもキックをかわされて裏投げを被弾。これをカウント2ではね返すと、今度はリストクラッチ式裏投げでたたきつけられた。それでも意地でカウント2で返すと、もう一度狙ってきたリストクラッチ式を今度はさせず、トラースキックをSareeeの顔面にたたきこんだ。そしてSareeeを担ぎ上げるとランニングスリーでマットにたたきつけ、3カウントを奪った。

最強の仲間で、ライバルでもあるSareeeを破り、通算対戦成績を2勝1敗1分けとした彩羽は試合後「Sareeeさん、彩羽匠が勝ちました! Sareeeさんはこの結果をどう受け止める? 私はあなたがいたからここまでこれた。あなたがいないと、この大会のメインを張れる人間になれてなかった。最高のライバルであり、最高のタッグパートナー、自分はそう言いたい。ウチが勝ったから堂々と言えます。スパークラッシュで、もっと上を目指していきましょう。(タッグを)割るとか割れないとか、Sareeeさんはどう思うんですか?」と問いかけた。

Sareeeは「7年ぶりのシングルマッチ。待ちに待ったシングルマッチ。それがこんな大舞台で、このベルトをかけて戦えた。私は本当に負けてめちゃくちゃ悔しいんだよ。めちゃくちゃ悔しいけど、彩羽匠、あんたの強さを今日、痛いほど実感したよ。次、戦った時は絶対負けないから。私はそのために、もっともっと強くなる。強さを求めて、これからもこのプロレス界で生きていくよ。最高の、最強のライバルでいてくれてありがとう。そしてスパークラッシュとして隣に立ってくれてありがとう。これからもよろしく」と応じた。

その後、バックステージに現れた彩羽は集まったメディアに対して両手を合わせ「ありがとうございます、皆さん。たくさんのマスコミの人たちが、マーベラスの10周年を取材してくれて本当にうれしいです。旗揚げして、最初は注目してもらってたものの、バックステージに行っても記者の人が少なかったりして、悔しい思いもしました。話題を提供できてないのかなと思う時もありました。でも、それでも自分たちで、今回、横浜BUNTAIも、もう1人1人が営業に回って、プロレスを見たことない人たちに見に来てもらいたい、子供たちに見に来てもらいたい、その一心で一人一人が足を動かして、今日、満員にできました」と笑顔を見せた。

続けて「プロレスって諦めたらそこで終わりだし、諦めなければ大きな夢も見られるって、今日の大会を通じて本当に思いました。これから(マーベラスの)11年目、どうやって面白くしましょうか? 今、女子プロレス界のトップにいるSareeeを倒した彩羽匠としてどう動こうか。自分の周りはライバルでいっぱいです。橋本千紘、朱里、岩谷麻優…そして今日、参戦してくれた山下実優。たくさん同世代のライバルがいます。ここで自分たちが波に乗ってる時に(対戦を)渋らずにどんどん戦っていきたいなって思います。これから注目していてください、マーベラスに、彩羽匠に。仕掛けていきます、11年目。ぶっ壊れるまで戦い続けます。突っ走っていきます」と、さらなる高みを目指して突き進む意欲を示した。