横綱白鵬(30=宮城野)が8日、鹿児島・霧島市で行われた冬巡業で念願の初対面を果たした。難病の「拘束型心筋症」の手術を受けた、市内の小学3年生の水流添日向(つるぞえ・ひなた)くん(8)が来場。2年前に日向くんの家族と出会って病気を知った。直接会うのは初めてで「ぼくをおうえんしてくれてありがとうございました。白ほうさんに、ぼくはずっと会いたかった」などとつづった手紙を土俵上で読み上げられ、「涙が出そうでした。元気な姿を見てホッとした」と感慨に浸った。
白鵬は09年に霧島市のPR大使に就任した後、心臓が硬くて広がりにくい難病に苦しむ日向くんの存在を知った。渡米して心臓移植手術を受けるための費用1億4500万円を集めようと、「つるぞえひなたくんを救う会」の募金活動に協力するなどしていた。
日向くんは昨年7月に手術を終え、今では持久走もできるほど回復した。白鵬は「私も3児のパパ。(経験を)バネにして、世界で大きく活躍できる大人になってほしい。その中で大相撲も忘れないでくれればいいかな」と願っていた。【桑原亮】

