大相撲の伊勢ケ浜部屋が31日、今年の稽古を打ち上げた。1年間で最も躍進した力士といえる大関照ノ富士(24)は若い衆と28番。

 「良かったと思うよ。初優勝と大関昇進が、やっぱりデカいな」と笑顔で振り返り、来年の目標には「1つしかないだろ。ケガが治れば何でもできる」と、かねて公言している横綱昇進を掲げた。

 横綱日馬富士(31)は幕内宝富士(28)誉富士(30)と11番を取り「本当に、忍ぶ2年間だった」と、ケガとの闘いの日々を回想。九州場所では2年ぶり7度目の優勝を決めたが「8割苦労しても、2割の喜びはすぐ忘れられるもの。本当に苦労ばかりです」と気を引き締めていた。