左アキレス腱(けん)皮下断裂のため西幕下7枚目まで番付を落とし、3場所ぶりに土俵復帰した豊ノ島(33=時津風)が、2番相撲に臨んだが、同8枚目の芝(24=木瀬)に上手投げで敗れた。1勝1敗となり、1場所での関取復帰は絶望的となった。
「もろ差し狙いだったけど、半身になっちゃったんでね」と話すように、左四つで上手が取れない劣勢。相手には十分な上手を与え、1度は寄られ土俵際で残したが、寄られながらの投げを打たれ痛恨の黒星を喫した。
右を巻きかえようとしたが「相手に(意図が)伝わるような、ぎこちない巻き返しになっている」と振り返り、その要因を「こわごわとやり過ぎているのと、今までの人生で感じたことのないプレッシャー」と素直な胸の内を明かした。
沙帆夫人からは「何場所かかってもいいから、悔いなく気にせずやってください」と関取復帰への、温かな言葉をかけられているという。「その気持ちに甘えながらも早く戻りたい。逆に1場所で戻らないと」と話していた豊ノ島だが、残り全勝で6勝1敗でも、よほど番付運に恵まれなければ、今場所後の再十両は難しい。「勝負の世界。悔いないように頑張ります」と必死に切り替えていた。


