[ 2014年6月12日7時1分

 紙面から ]

 日本代表は5月21日に始動後、移動や練習がなかったのはキプロス戦翌日の28日だけ。ザッケローニ監督は「休みを与えることで初戦に向けて体調も向上する」と、初戦4日前の完全休養の狙いを説明。

 国内合宿では2部練習し、米国入り後は30度超の暑さで汗を流し、その間に3試合を戦った。さらに長距離の移動。監督は「プログラム通りに練習を消化できれば、休みにするとかなり前に決めていた」。

 この日、選手はイトゥ市のベースキャンプ地でリラックスした。練習場で軽く体を動かしたり、市内のショッピングモールを散策したり、部屋で休養と思い思いに過ごした。チームに同行する西シェフが「特別メニュー」でラーメン、ギョーザ、チャーハンのセットを振る舞い、夜は卓球大会も行われた。

 日本は前回大会でも初戦3日前を休養日とし、状態が上向いた。高地順化で負荷がかかり休日前の格下ジンバブエとの練習試合は0-0と低調、選手は口々に「体が重い」と言っていたが、休みで疲労が抜け完全回復。初戦カメルーン戦を1-0と勝利した。

 今回、9日の練習後から起算すると11日の練習まで40時間以上を休息に充てられる。