乃木坂46の松村沙友理(23)と桜井玲香(21)が、初の「ラブシーン」に臨んだ感想を明かした。1日、東京・神南のアイア2・5シアタートウキョーで、舞台「すべての犬は天国へ行く」の初日公演前に公開ゲネプロを行った。

 中盤で、男装した桜井と16歳の女性役の松村が、居酒屋の丸テーブルの上で絡み合う「ラブシーン」があった。桜井が松村の首もとに顔を近づけ、香水のにおいをかぎ、顔から胸に手をはわせ、2人で妖艶な表情を浮かべた。

 ゲネプロ前に、松村、桜井のほか、出演者の生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、新内真衣、若月佑実が取材に応じた。見どころを聞かれた松村は「これ、言っていいのかな。実は、私と、玲香の、ラブシーンがあるんですよ!」と告白した。

 「普段はそんな関係じゃないので、気まずくて、笑ってしまったんです。初めてのラブシーンの相手がメンバーっていうのも、すごい緊張したのですが、一番練習したところなので、見てほしいです」

 相手役の桜井は、「エロおやじ役なんですが、(共演の)猫背(椿)さんに個人レッスンを受けたので、『桜井、攻めてるな』って思われるような演技がしたいです」と明かした。「絡む時に、まっつん(松村)は身長があるので、私の足の長さが足りなくて、ちゃんと倒しにいけないんですよ。まっつんの色気が出るように頑張りたい」と意気込んだ。松村は「正直、松村の色気が開放されました」と笑った。生駒は「ラブシーンの時は後ろを向いているんですけど、聞こえてくる声だけでもやばいです」とはしゃいだ。

 舞台はケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本のシリアスコメディー。殺し合いの果てに男が1人残らず息絶えた西部の町を舞台に、女性たちが居酒屋や売春宿でむしばまれていく様子を描く。同所で12日まで開演。乃木坂46の8人のほか、東風万智子、猫背椿、鳥居みゆき、柿丸美智恵、ニーコ、山下裕子も出演する。

 配役は以下の通り

 伊藤→クレメンタイン(酒場の主人の娘)

 井上→早撃ちエルザ(流れ者)

 桜井→キキ(医者の妻)

 松村→クローディア(保安官の娘)

 若月→マリネ(クレメンタインの義姉)

 生駒→メリィ(エバの1人娘)

 斉藤→ガス(不良女)

 新内→カトリーヌ(売春宿で働く女性)/新聞配達の少女

 東風→エリセンダ(売春宿で働く女性)

 猫背→カミーラ(アイアン・ビリーの妻)

 鳥居→デボア(売春宿で働く女性兼酒場の歌手)

 柿丸→エバ(酒場の使用人の妻)

 ニーコ→リトルチビ(黒人の少年)

 山下→グルーバッハ夫人(農夫の妻)