AKB48が29日、初の東京・国立競技場コンサートを開催した。結成8年4カ月でたどり着いた国内最大・最高峰の会場を、姉妹グループからの助っ人を借りず、単独で7万人を熱狂させた。今日30日の2日目で卒業セレモニーを催すエース大島優子(25)は一番の大声援を浴び、八面六臂(ろっぴ)の活躍だった。

 アンコールで、AKB48の新曲「ラブラドール・レトリバー」(5月21日発売)が初披露された。シングルの選抜メンバーは、12年の「真夏のSounds

 good!」と並んで過去最多の36人。卒業する大島は選抜から外れ、AKB48岡田奈々(16)SKE48北川綾巴(15)らが初選出された。センターポジションは渡辺麻友(20)。大島はステージに並んだ36人を見て「選抜メンバーを今初めて知りました。こんな顔触れなんだ~と思って。実際、私は歌わないから…」と感慨深げだった。