【ベネチア3日=木下淳】コンペティション部門に新作「スカイ・クロラ」を出品した押井守監督(57)が、公式会見に出席した。北野武監督(61)宮崎駿監督(67)に続き、日本人3人目の登場。押井監督は「大学の合格発表を遠路はるばる見に来た感じ。(『イノセンス』で04年のカンヌ映画祭受賞を逃し)1回すべってるので、気楽にいきます」と自然体を強調した。金獅子賞を争うライバルでもある宮崎、北野両監督については「2人とも老人と子供しか出てこない映画。特に宮さんは老人の妄想でしょ」と毒舌だった。