劇場版がヒットした「相棒」シリーズの初スピンオフ(派生)映画「鑑識・米沢守の事件簿」(長谷部安春監督、来春公開)のヒロインを女優紺野まひる(31)が務める。杉下(水谷豊)と亀山(寺脇康文)を支える、警視庁鑑識課の米沢(六角精児)と千束署刑事の相原(萩原聖人)の新相棒を主人公にした作品。紺野は2人の元妻知子役として一人二役に挑戦する。

 米沢の口癖「逃げた女房」を指す知子と、相原の元妻で遺体となって発見される知子が、うり二つという設定。今年に入ってTBS系「だいすき!!」など7本のドラマに出演し、来年は映画「子猫の涙」が公開される紺野は「鑑識-」で映画初ヒロインを射止め「相原の元妻の知子は突拍子もない女性。米沢の元妻の知子は幻のような女性と思って演じました」。主演の六角は「米沢の女房役に紺野さん。世の不細工な男の大きな励みになるのではと思います」と喜んだ。