元テレビ朝日社員の玉川徹氏は7日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。米国で国民の間の経済格差が急速に拡大し深刻な社会問題となっていることをめぐり、自身が先日「お金持ちの知り合い」から聞いたとする話を引き合いに「格差が加速度的になっている」と指摘した。

この日の放送では、米国の経済問題をパネル企画で特集。物価の異常な高騰で、月収110万円を得ていたり、年収が1000万円を超える所得があってもフードバンクに頼らざるを得ない世帯が多いことなどを紹介。一方で、富裕層は資産を増しており、最上位の1%の富裕層が保有する富の割合が、米国全体の資産の31・9%(昨年の第四半期)と過去最高に達したとするFRBの調査などについても伝えた。

玉川氏は「例えば株の話でいえば、今、ささやかれているシナリオ通りに未来が進んでいくとなると、ロボットやAIなどの分野に富が集中する可能性が高い。それは今まで我々が働いていた仕事を奪いつつ、そちらの企業が利益をもっと大きくしていく可能性が高いからこそ、そういうところに今、資金が流れ込んでいる。そうなると、その企業で働いている人のところにより富は集中するが、ほかの人たちの収入は減る。そうなると、格差はより開くということ」と指摘した。

また「最近、ある知り合いのお金持ちと話をしたんですが」と切り出し、「どんな資産運用をしているか聴いたら、基本的に株ではなく債券で運用をしていると。利回りを聞くと8%~10%と言うんですよ」と明かした。

「え? どんな債券に投資するとそんなにいくの? と聞いたら、やっぱりお金をいっぱい持っていると、一般の日本人が買えないような金融商品を世界から買えるようになるんですね。そうなると、リスクが低いと言われる債券でも8%から10%の利回りが出るんですよ」とも明かした。

玉川氏は「すでにお金を持っているということはものすごく有利なんですよ。その人たちはさらに資産が増える。いくら増えたって、あまり使わなかったらよけい増えるじゃないですか。だから、(日本でも)そういう段階に入っている」と、私見をまじえて述べた。

その上で「(フランスの経済学者)ピケティが、働くより投資をした方が(資産は)増えると言ったのは、まさにこのことで、今そこにテック企業が加速をつけているという状況だと思います」とも口にした。

MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は、玉川氏の話を「なるほど」などと言いながら聞き「格差が加速度的になってきているというところです」と付け加えた。