高知県の食文化のPRイベントが東京・秋葉原で行われ、地元の女子高生がマグロの解体ショーを披露した。

 6代目ツナガールとして魚の魅力を広めている高知海洋高3年の藤田由真さん(17)が、約30キロのマグロをさばいた。ツナ缶製造などの実習を通して約40本のマグロを解体してきた腕前の持ち主。女子高生のあざやかな包丁さばきに、足を止める人々も感激の様子だった。

 藤田さんは「学校の実習と違い、イベントに登場するマグロは大きいので、圧倒されますね」。身長151センチの女の子だが「筋肉の形や骨の位置など、手順が分かっていれば、私みたいにちっちゃくても大丈夫です。今日もうまく解体できました」と笑顔で話した。

 先ごろ和食が世界無形文化遺産に登録されたばかりで、魚の注目度も高まっている。「魚はヘルシーで栄養も豊富。もっと魚に親しんでもらいたいし、少しでもお手伝いができれば」と語っていた。