機能や素材に特徴のある調理鍋が増えている。

 グループセブジャパンの「ティファール

 キャストライン」はアルミ素材の鋳物で、鉄製に比べてかなり軽く女性でも扱いやすい。底面を厚めにしたことで熱の当たりが柔らかく、むらなく温めて料理がおいしく仕上がる。炊飯鍋タイプ(3合炊き)の「ライスポット」の希望小売価格は7350円。

 食材に含まれる水分を使って調理するのは、アイリスオーヤマの「無加水鍋」だ。本体とふたの気密性が高く、食材から出るうま味や栄養素を外に逃がさない。煮る、焼く、蒸すとさまざまな調理に対応。軽くて丈夫なアルミ鋳物にセラミックをコーティングした。24センチ深型タイプの参考価格は7800円。

 サーモスの「真空保温調理器シャトルシェフ」は、調理鍋と保温容器の二つからなる。調理鍋に食材を入れて加熱した後、鍋を真空断熱構造の保温容器に入れるだけでよい。長時間高温を維持するので余熱で調理できる。カレーを作る際の加熱時間は通常の鍋の約3分の1で済む。2・8リットルタイプの希望小売価格は1万5750円。