4月に新開場1周年を迎える歌舞伎座(東京都中央区)が、記念コラボ商品や取り組みの概要を発表した。

 地下鉄東銀座駅に直結する木挽町広場では、さまざまな1周年記念グルメが用意されている。花魁(おいらん)八ッ橋の重ね草履をイメージした紅白デザインの「寿KABUKU~へん」(1000円)や、さくらせんべいを砕いたチップをふりかけた春限定のソフトクリーム「阿国桜ソフトクリーム」(300円)、定式幕の色でデザインされたフォションの「エクレール

 カブキ」(540円)など、歌舞伎にちなんだ商品がいっぱい。食事処のメニューや弁当なども、1周年記念の新作もお披露目された。

 5月からは、歌舞伎座ギャラリーの解説ツアーに、4階観覧室から客席内を見学できる特典も加わるなど、歌舞伎座をより楽しめる趣向となった。松竹の細田光人専務は「和食が世界文化遺産に登録され、2020年には東京五輪も控えるなど、日本に世界の注目が集まっている。歌舞伎座が和文化の情報発信拠点になれれば」と話している。