国内最大級の宇宙イベント「宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦」が、7月19日~9月23日まで、千葉・幕張メッセで開催される。米航空宇宙局(NASA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が協力。アポロ世代からはやぶさ世代まで、宇宙との「出会い」を楽しめるイベントだ。

 アポロ計画からスペースシャトルまで、有人宇宙開発の歴史が一堂に会する「NASAエリア」では、スペースシャトル「アトランティス」の前部胴体とキャビンの実物大モデルや、アポロ月面車の実物大モデルなど、約300の貴重資料を展示。

 また、「JAXA・日本の宇宙開発エリア」では、小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡の帰還や、若田光一さんの国際宇宙ステーション(ISS)船長就任などめざましい成果を上げているJAXAの歴史を紹介。ISSの「きぼう」日本実験棟の実物大モデルを体験できるほか、はやぶさが持ち帰った小惑星イトカワの微粒子サンプルの実物も展示。国立天文台の活動なども紹介される。

 「火星探査エリア」では、現在火星の表面で活動する探査車「キュリオシティ」のNASA製作実物大モデル機も展示される。

 宇宙開発の第一歩から最新の活まで、約9000平方メートルの大フロアで一望できる大型イベントだ。