妻にドメスティックバイオレンス(DV)をしたとして傷害容疑で逮捕、送検されていた作家の冲方丁(本名藤野峰男)氏(38)が1日、処分保留で釈放され、自身のブログで反省の言葉をつづった。

 冲方氏は8月31日に釈放されたことを報告するとともに、「このたびは世間をお騒がせし、また各方面に多大なご迷惑をおかけしてしまい、心よりおわび申し上げます。全て己の不徳の致すところであり、反省の念に堪えません」とつづった。

 冲方氏は、東京都港区のマンション敷地内で8月21日午後7時ごろ、30代の妻と口論になり、顔を殴って前歯を折るなどのけがをさせたとして逮捕されたが、自身は「口げんかはしたが、殴ってはいない」と供述し、容疑を否認していた。今回のブログでも「私の主張は、当初の報道より変わりありません」とした。