福山雅治(46)が4日放送のTOKYO FM「福山雅治のSUZUKI Talking F.M」(日曜午後4時)で、先月28日に電撃発表した吹石一恵(33)との結婚を報告した。

 冒頭で「本日のTalking F.M、秋のお話おてんこ盛りプログラム」と、この日の番組を銘打った福山は「私、福山から、あなたへしっかり聞いてほしい話が待っているプログラム。各種媒体で伝わっている話も少々、伝えたいと思います。Talking F.Mは全国ネットの音楽番組です」と強調した。その上で、結婚について語った。結婚を伝えた周囲の関係者は、所属事務所アミューズの中でも数少なく、映画「オーシャンズ11」と特撮ドラマ「ゴレンジャー」に引っかけて、少人数のスタッフしか知らず、大里洋吉会長(65)にもギリギリまで知らせなかったことを明かした。

 「突然ですが…報道、ありましたね? 私、28日、結婚いたしました。ありがとうございます。こんなに報道されるとはね…思いませんでした。多少はね、取り上げられるだろうと予測はしていましたが、こんなにいろいろなところで報道されて、余波が広がるとは思わなかった。当然、誰にもお知らせしていないので分からない。うちの会社にも…『オーシャンズ11』まで(知っている人は)いない。『ゴレンジャー』くらいでやってきた。いよいよ、始まる時に、さすがに『ゴレンジャー』では無理で(結婚発表直前は)『イレブン』でやってきた。大里会長も知らないよ。ファンクラブ関係者に電話してから、長であり僕の東京の父、大里さんに…東京の父に当日に言うわけに行かない。だんだん、不思議なもんで…自分のことに感じない。虚実ないまぜに、いろいろなことが語られる…こうだったんですよと。我々、傍観するしかない。何分、初めてのことで不手際があったかもしれない。でも当然(メディアを含めた周囲も)悪気を持って動いていない。さらに思ったのは、人ごとのようにテレビ、新聞、ラジオに取り上げられる(結婚報道)以上に、仕事をしていかないと。プライベートのことが表に出ているわけだけど、どんな仕事より取り上げられた。これを超える仕事をしなきゃ…と思った。人生が終わる時、一番取り上げられたのが、これだと悔しい。あまりにも取り上げられるから逃げたくなる…高跳びしたくなるわけですよ。でも、これで仕事で海外に行くのも、避けているみたくなるからやめよう。普通にしましょう…あくまで日常のことだからと。そんな1週間でした。今後もリスナーのご指導鞭撻(べんたつ)を受けながらご指導賜りますようお願いします」

 また、番組途中で競馬の話題になり、放送作家の今浪祐介氏に「3億9000万馬券が当たったら、人に言っちゃう?」と尋ねた。今浪氏から「言っちゃいます。福山さんには真っ先に報告します」と言われると、「俺はいいよ。俺は、『アミューズのハマグリ』って言われているんだから。絶対口を割らないよ」と自信満々に答えていた。

 福山にとって、1996年(平8)4月に放送を開始し、7月19日放送分で、放送1000回を達成した「-Talking F.M」は、特に大事にしているレギュラー番組。これまでも自分の日常生活などプライベートを明かしてきた。大切なリスナーたちに、語ることができる最大限の裏話を交えて、今の思いと感謝を自らの言葉で伝えたようだ。