世界的イリュージョニスト、プリンセス天功（年齢非公表）が８日、大阪・なんばグランド花月で、年齢不詳の無気力キャラから摩訶（まか）不思議な雰囲気を醸し出すＭｒ．オクレに「全世界にもない衝撃」を受けたと告白した。

　一昨年、吉本興業入りした天功は、この日、ＮＧＫで、吉本新喜劇とコラボレーションする「プリンセス天功×辻本茂雄　ＮＥＷイリュージョン新喜劇～なんばグランド花月から大脱出せよ！～」（１１月２９日～１２月１３日）を発表。吉本入り後、新喜劇とのコラボ第２弾で、約２年ぶりの公演になる。

　その第１弾、一昨年の共演で、天功は池乃めだかと組み、出演者だったオクレに会い、衝撃を受けた。

　「私は世界を回っているもので、日本のことはあまり知らない。２年前（の共演で）初めて（オクレの存在を）知りまして、もう…。『ミスターオ』まで耳で聞いても笑いが止まりません。全世界にもないような衝撃で、もうそこにいるだけで特殊です」

　ただし、天功によると、米国での契約で「笑っちゃいけないというのがあるので、笑えないんですが…」だそうで、それでも、オクレを前にすると「人間の生理的なものなので、止めることはできない」。天功にとって、オクレは自分の技以上の“イリュージョン”のようで、半ば、あきらめの境地？　のようだ。

　今回の“相棒”は吉本新喜劇の辻本茂雄（５１）だが、共演者にオクレが入るかどうかは未定。公演そのものは、ヘリコプターを使ったイリュージョンで、世界初上演になるという。

　辻本は「けいこにもきっちり参加して、イリュージョンにも出演して、しっかりとしたコラボを見せたい」と意気込んでいた。

　また、今回のイリュージョンは、ＮＧＫでの公演後、日本各地を回る予定で、同公演担当者は「ヘリコプターで日本を回りたい」と話している。