韓国の男性ダンス・ボーカルグループEXO(エクソ)が8日、東京ドーム公演の最終日を成功させた。12年4月のデビューから3年7カ月での同所公演は海外男性アーティストとしては最速。4日に発売したばかりの日本デビュー曲「Love Me Right」も披露し、詰め掛けた約5万人のファンを何度も沸かせた。15日の京セラドーム大阪公演まで全8公演で約30万人を動員する。

 暗転したドーム全体が、星のようにきらめくEXOチームカラーの白いペンライトで埋まる中、悲鳴に近い大歓声に包まれながらライブが始まった。

 まずはファンにおなじみの「Overdose」「History」をあいさつ代わりに熱唱。リーダーのスホ(24)は「イケメンのスホです」とおちゃめに自己紹介。そして「お元気でしたか? 僕たちもこの日を待ってました。最後まで頑張ります!」と絶叫した。

 「Baby Don’t Cry」ではカイ(21)とセフン(21)がびしょぬれになりながら妖艶なダンスを披露。白いシャツから鍛え抜かれた肉体美が透けて、会場中に嬌声(きょうせい)が響き渡った。

 多くのアーティストが憧れる東京ドーム公演。それをデビューからわずか3年7カ月で達成したのは海外男性アーティストでは最速。同じ事務所先輩の東方神起でさえ約5年半かかった夢舞台だ。アンコールで感激の涙をこぼしたカイは「光栄です」と胸を張った。

 12年のデビュー以来、韓国での熱狂ぶりは海を越えて日本にも届いていた。昨年4月、初の日本単独イベントでは、5公演10万枚のチケットを求めて50万超の応募が殺到。今年4月に今回のドーム公演を発表した際は、日本デビューは未定だった。満を持して今月4日に「Love Me Right」を発表。その日からオリコン総合デーリーランキングはずっと1位をキープしている。

 キャッチーでノリの良い楽曲、大胆でセクシーなダンスとフォーメーション、そして中性的で色気のあるビジュアル。3拍子のそろったEXOワールド一色にファンを染め上げ、乙女のハートをわしづかみにした約3時間だった。【松本久】

 ◆EXO 「未知の世界から来た新たなスター」という意味を込めたグループ名。2012年4月に韓国と中国で同時デビュー。13年に発売した初アルバム「XOXO」は、韓国で12年ぶりのミリオンヒット。ビルボードが選定した「2014年注目すべきアーティスト14」にアジアで唯一選出された。