双子の妹佳奈が第2子を妊娠した女優の三倉茉奈(29)が26日、大阪市内で行われた故桂米朝さん(享年89)の持ちネタを舞台化した大阪松竹座公演「桂米朝追善芝居 地獄八景亡者戯」(来年2月6~22日)の製作発表に出席した。

 双子ゆえに「間違って(自分が)祝福される」などと困惑していた茉奈は、妹の体調について「順調です」と報告した。

 自らの恋については「焦りは…まあねえ、そういう年なので、私よりも、周りが心配してくださるので」と苦笑。一方で「仕事も恋も頑張りたいので、そっとしておいてくれたら…。多分、その方がうまくいきます」とお願いした。

 芝居は、落語のネタ通りに“あの世”が舞台となる。冥土の世界で、極楽行きと地獄行きを賭けて、一発芸大会が行われる様を描く。茉奈は難波新地の芸者役で「米朝さんの落語をあらためて聴いたら、本当におもしろい」と役作りへイメージを膨らませている。

 餅をのどに詰まらせて死ぬ落語家役で主演する桂ざこば(68)も「落語は1人でそのまま演じるけど、芝居は衣装着て、その役の人が出てくる。めちゃおもろいでっせ。絶対、おもろなりますわ。師匠も喜んでる思う」と、けいこ前から自画自賛した。

 ほかに米朝一門で「桂すずめ」を名乗る三林京子(64)が、ざこば演じる落語家の女房と、さんずの川渡船場近くで茶店を営む「しょうづかの婆」の2役を演じる。

 ざこばと約3年前から「飲み仲間」だという「DA PUMP」のISSA(36)も、無口で、コミュニケーションは踊りという歌舞伎踊りの役者役で出演。ISSAは「普段は洋楽やダンスと海外ものをリスペクトしてやっていて、自分でもなぜここに? と謎です」。ただ、ざこばとは一緒にカラオケに行くなど親交が深く「ここにいるのは、ざこば師匠のおかげです」と感謝した。