お笑いコンビ、キングコングの西野亮広(35)が、罰金40万円(求刑罰金80万円)の判決を言い渡されたペンネーム「ろくでなし子」の漫画家五十嵐恵被告(44)に、「クラウドファンディングで集めた方がいい」と仰天アイデアを提案した。

 自分の女性器の立体的なデータを提供したとして、わいせつ電磁的記録頒布などの罪に問われた五十嵐被告に、東京地裁(田辺三保子裁判長)は9日、罰金40万円(求刑罰金80万円)の判決を言い渡した。データ提供を有罪とする一方、女性器をかたどった作品の展示は無罪とした。

 この判決に、西野は10日に更新したフェイスブックで「ろくでなし子さん!この罰金は絶対にクラウドファンディングで集めた方がいい!!『国民に罰金を払わせたい』というタイトルで。権力を茶化す大チャンスだよ!」と提案。この挑発的な案に「ていうか、理不尽な罰金をクラウドファンディングで払うの俺がやりたいなー!」と自ら意欲を見せた。

 五十嵐被告は今回の判決について、「女性器と一緒だからわいせつとされたが、自分自身のものはわいせつではない。男性目線の慣例を覆したい。自分の無罪を信じているので、また戦いたい」と控訴の意向を示した。